8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照り付け、気温が上昇しています。コロナの感染拡大と暑さによる熱中症で救急車の出動要請が急増中との報道がなされていますので、不要不急の外出を避け、こまめな水分・塩分補給とエアコンの利用を心掛けてください。猛暑の中での感染対策は、大変ですが、何とか乗り越えていきたいと思います。
さて、デイサービスでは少しでも涼しく過ごしていただくために、2ｍほどの池を作製し、利用者様が作った金魚の貼り絵を配置しました。なんとも涼しげです。
＜金魚の話＞私たちに涼をもたらしてくれる金魚は、16世紀の初頭、中国から渡ってきて、江戸時代には大ブームが起きたと言われています。以来、日本の伝統文化として愛された金魚ですが、身近な割にはその稚魚を目にする機会は少ないのではないでしょうか。
金魚は多産で一度に500個以上の卵を産み、生まれたばかりの稚魚はメダカのような見た目で大きさは5ミリ程度と小さく、黒っぽい地味な色をしていますが、成長とともに金魚らしくなっていきます。一般的に色変わりをするまでに2カ月ほどかかると言われていますが、当館では半年以上要した仔がいます。成長過程の稚魚を見ていると、先祖がフナだったということがよくわかります。
